物価連動債

物価連動債は、元本や利息が物価指数(CPI)に連動するため、インフレに対する最も直接的なヘッジ手段です。

物価連動債の仕組み

基本構造

元本 × (1 + インフレ率) = 調整後元本
調整後元本 × 表面利率 = 利息

特性

項目

評価

インフレ連動性

★★★★★(直接連動)

価格変動リスク

★★☆☆☆(低い)

流動性

★★★☆☆(中程度)

デフレ時

元本割れリスクあり(フロア付きもあり)

国内物価連動国債ファンド

主要商品比較

ファンド名

運用会社

推定信託報酬

タイプ

特徴

eMAXIS 国内物価連動国債インデックス

三菱UFJ

約0.44%

インデックス

低コスト、シンプル

日本物価連動国債ファンド

大和アセット

約0.7%

アクティブ

運用実績長い

MHAM物価連動国債ファンド

アセマネOne

約0.7%

アクティブ

-

カテゴリ内最適商品

eMAXIS 国内物価連動国債インデックス

  • 理由: 最低水準のコスト、インデックス型で透明性高い

  • 投資対象: 日本国の物価連動国債

  • 連動指数: NOMURA 物価連動国債インデックス

米国TIPS(Treasury Inflation-Protected Securities)

米国TIPS ETF比較

ティッカー

商品名

経費率

特徴

TIP

iシェアーズ 米国物価連動国債

0.18%

最大規模、高流動性

SPIP

SPDR ポートフォリオ 米国物価連動国債

0.12%

最低コスト

米国TIPSの特徴

  • 連動指数: 米国CPI(Consumer Price Index)

  • 通貨: ドル建て(為替リスクあり)

  • 利回り: 実質金利+インフレ調整

  • 流動性: 非常に高い

国内証券会社での購入

証券会社

TIP取扱

SPIP取扱

手数料

SBI証券

無料〜低コスト

楽天証券

無料〜低コスト

マネックス証券

無料〜低コスト

国内TIPS vs 米国TIPS

項目

国内物価連動国債

米国TIPS

連動指数

日本CPI

米国CPI

為替リスク

なし

あり

流動性

中程度

高い

利回り水準

低い

相対的に高い

税制

シンプル

外国税額控除必要

選択の指針

シナリオ

推奨

日本のインフレ対策・シンプルさ重視

国内物価連動国債ファンド

米国インフレ対策・高利回り重視

米国TIPS ETF

為替リスク回避

国内物価連動国債ファンド

デフレリスクについて

物価連動債のデフレ時リスク

状況

影響

インフレ

元本・利息が増加

デフレ

元本・利息が減少

フロア付き商品

一部の物価連動債には「元本保証フロア」が付いており、デフレ時でも元本が100%を下回らない設計になっています。

税制

国内ファンド

項目

税率

分配金

20.315%

売却益

20.315%

NISA対応

一部対応

米国ETF

項目

税率

分配金

米国10% + 日本20.315%(二重課税)

売却益

20.315%

外国税額控除

確定申告で還付可能

カテゴリ内最適商品

初心者向け

eMAXIS 国内物価連動国債インデックス

  • コスト: 約0.44%(最低水準)

  • 為替リスク: なし

  • 手続き: シンプル

中上級者向け

米国TIPS ETF(TIPまたはSPIP)

  • コスト: 0.12-0.18%

  • 為替リスク: あり

  • 利回り: 相対的に高い

ポートフォリオでの位置づけ

物価連動債は低リスク・低リターンの特性を持つため、ポートフォリオの安定化要因として配置します。

推奨配分

リスク許容度

物価連動債配分

保守的

30-40%

バランス型

15-20%

積極的

10%以下